レビュー
第4回 最も重要な伝票入力を比較してみた:パソコン好きが青色申告を体験してみると?(6/6 ページ)
筆者のようなフリーランスでも、年間の伝票枚数は1000枚近い。青色申告ソフトを使う上で“伝票入力”が簡単かどうかは非常に重要な点だ。その点について、「やよいの青色申告」「みんなの青色申告」「やるぞ!青色申告2008」のそれぞれを見ていこう。
3社の製品で同じ様な入力をしてみたが、初心者に一番やさしいのは「やよいの青色申告08」、わずかな差で「みんなの青色申告9」。特に筆者が「やよいの青色申告07」の元ユーザーであることを差し引いても「簡単取引入力」「仕訳アドバイザー」の充実度は評価できる。「やるぞ!青色申告2008」は多少仕訳を理解していないと難しい印象だ。仕訳の知識によってもどのソフトがフィットするかは分かれるだろう。
筆者のような仕入れがない業種でも、年間の伝票枚数は1000枚近い。それなりの作業量になるので、わずかな入力操作の差も比較すると気になるところだ。毎日入力するまめな人と、半年、1年をまとめて入力するズボラな人によって操作パターンも異なってくる。筆者のようにズボラ=まとめて入力では「やよいの青色申告08」「みんなの青色申告9」にアドバンテージを感じた。
伝票入力は最も作業量が多い部分だ。今回は実際の入力操作を、できるだけ多くの画面で紹介したつもりだ。最適なソフト選びの参考にしていただければと思う。
次回、最終回は決算作業に関して比較してみたい。
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