地域活動への参加、「時間」「情報不足」がネック
地域活動が必要だと思う人は約6割に達し、最も関心が高いのは「リサイクル活動」。だが、実際に定期的に参加している人は1割以下だった。ネクスト調べ。
「地域活動」と聞いて何を想像するだろうか。「清掃活動」や「町内会活動への参加」などが思い浮かぶが、一方で「面倒」「関わりたくない」と思う人もいるだろう。
地域活動が街に必要だと思う人は約6割で、中でも中国地方の人は7割を超えていることが、ネクストの調べで分かった。関心のある活動は「リサイクル活動」が最も多く40.0%、女性は「習い事」や「趣味の集まり」「児童福祉」などの関心が強い。一方で20〜34歳の男性は活動自体への意識が低く、35歳以上になると「清掃活動」や「自分の技能を地域ボランティアとして提供する」ことに興味が出てくるようだ。
住宅・不動産情報のポータルサイト「HOME'S」を運営するネクストは、「地域イベントや地域社会活動」に関して調査を実施した。インターネットによる調査で、1カ月に1回以上SNSなどコミュニティサイトなどを利用している20歳以上の男女1442人が回答。調査期間は2007年12月20日から12月21日まで。
定期的に地域活動に参加している人は1割以下
地域活動は必要であるとの意識を持っている人は半数を超えているが、実際に定期的に参加している人はわずか8.3%。参加できない理由として、「仕事や家庭が忙しく時間が限られている」が50.1%で最も多い。女性からは「参加方法が分からない」「どんな活動が行われているか、探し方が分からない」といった人も多かった。また男女問わず「人付き合いが得意ではない」「ハードルが高い」など、漠然とした理由もあった。
無理なく参加できる地域活動は「定期的な時間の制約がないこと」「活動内容が気軽に探せる」などの声が目立つ。千葉県に住む会社員男性(31歳)は「平日は仕事をしている関係で、PCやネットを使ったサポート、休日でも家族の迷惑にならない範囲の時間で参加できる」といった意見もあった。
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