首都圏で近くに住みたいスポットは?
どんなスポットが家の近くに欲しいだろうか? 2006年の調査によると首都圏ではお台場や六本木ヒルズの人気が高かったが、最近では公園や複合施設が注目されているようだ。ネクスト調べ。
「お金があれば高層マンションに住みたい。いや、公園の近くで住み、ゆっくり散歩するのもいいかも」など判断が分かれる人もいるだろう。ネクストが実施した調査「近くに住みたいスポット・ロケーション」によると、「公園」が最も多く、次いで「商業施設」「自然・アウトドア」となった。公園と回答する人が多かったことについて「子育てにも豊かな緑は欠かせないようで、都市部へのアクセスと緑の多い環境のバランスは、住環境の重要な要因になっている」(ネクスト)としている。
インターネットによる調査で、全国の都市部に在住し、1カ月に1回以上SNS、コミュニティサイトを利用している951人が回答(男性454人、女性497人)。調査期間は2007年9月28日から9月29日まで。
首都圏では「井の頭公園」の近くに住みたい
2006年の調査と比べ、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)ではお台場や六本木ヒルズといった商業施設に代わって、「井の頭公園」「ディズニーリゾート(ディズニーランド含む)」「ららぽーと(豊洲、船橋、横浜、柏の葉)」が上位に入った。井の頭公園を選んだ理由には「環境が良い所が子供を育てるのにいいと思うから」、ららぽーとを選んだ理由として「子供を遊ばせる、食事をする、子供の買い物などを満たせるから」といった声が多かった。
関西圏(京都、大阪、兵庫)では2年連続で「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」がトップ。このほか「万博記念公園」や「京都御所」「六甲山」など、緑が多い場所の人気が高い。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを選んだ理由は「景観がよく楽しそう」「子供が好きだから」といった意見が多く、「万博記念公園」では「千里付近は環境もよく、子供の教育にも適していると思う」「緑や自然が残っている地域に住みたいので」などが目立った。
年代別でも「公園」がトップ
愛知県で近くに住みたいスポット・ロケーションは「東山公園」がトップで、「都心に近いのに緑も多く暮らしやすそう」といった声があった。福岡県では「大濠公園」が1位で、「いろいろなアウトドアが楽しめたり、気晴らし、癒しの時間が持てそう」などのコメントが寄せられた。
年代別で見ても、「公園」はいずれの年代でもトップ、「商業施設」は年齢が若い人ほど人気が高く、「自然・アウトドア」は年齢が高い人ほど回答が多かった。
関連記事
- 地域活動への参加、「時間」「情報不足」がネック
地域活動が必要だと思う人は約6割に達し、最も関心が高いのは「リサイクル活動」。だが、実際に定期的に参加している人は1割以下だった。ネクスト調べ。 - 部屋探し、首都圏は「家賃」京阪神は「入居時総額」を重視
部屋探しで首都圏と京阪神で違いが出た。家賃が高い首都圏では、月々の家賃を気にしているようだ。一方の京阪神では、入居時の総額が重くのしかかっている。 - 首都圏住民、4人に1人は「治安が悪い」
「治安が良い」と感じている人は7割以上、「たいへん治安が良い」と回答したのは1割未満――この数字は多いのか、それとも少ないのか……。ネットマイル調べ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.