2008年度の入社予定者は採用担当者が期待する以上に、働く意欲と仕事の準備への意気込みを持っていることが、ソフトバンク・ヒューマンキャピタルの調べで分かった。また入社予定者が働く上で最も大切な能力と考えているのは、採用者と同様に「コミュニケーション能力」を挙げた。
ソフトバンク・ヒューマンキャピタルは2008年度入社予定者と採用担当者の意識比較調査を実施した。インターネットによる調査で、2008年度入社予定の男女400人、人事採用担当者の100人が回答。調査期間は入社予定者が2月8日と9日、人事採用担当者は2月22日に行った。
仕事への不安は「先輩・上司とのコミュニケーション」
仕事への不安を聞いたところ「先輩・上司とのコミュニケーション」が1位に挙げられるなど、必要性と不安の両面からコミュニケーションに対する関心が高まっていることが明らかになっている。採用担当者が最も問題視している「仕事に対するモチベーションの維持」については、入社予定者の不安は比較的小さいようだ。
入社予定者が入社までにしておきたいことの1位は「旅行」だが、インターネット関連業界の入社予定者に絞ると、1位は「仕事に向けた心構え、スキルなどの勉強」だった。高いスキルを持った人材が即戦力として求められるインターネット関連業界の入社予定者は、仕事に向けて自身の能力を高めようとする傾向が強いようだと分析している。
関連記事
- ネット企業の新社会人、一番の不満は「年収」
2007年に入社したネット企業で働く新社会人の約半数が仕事に不満を抱いている。その理由の1位は「年収」で、約6割の人が転職を考えているようだ。イーキャリアプラス調べ。 - 就活経験者が後輩に薦める企業は?
学生が就職したい企業はトヨタ自動車や資生堂など、日本を代表する企業が並ぶ。しかし就活後の満足度では、結果が大きく違った。面接などを通じて「社員との触れ合い」を重視しているようだ。みんなの就職調べ。 - 仕事に生かせるか? 増える「ご当地検定」
- 調査記事バックナンバー
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.