東日本旅客鉄道(JR東日本)は6月12日、「Suica&N’EX」の発売総数が6月10日に10万枚を超えたと発表した。
Suica&N’EXは、2007年3月28日から日本を訪れる外国人旅行客向けに、JR東日本が販売しているSuicaカード(参照記事)。成田空港・空港第2ビル駅から東京エリアまでの成田エクスプレス片道きっぷと、浮世絵風デザインのオリジナルSuica(デポジット500円を含めて2000円)を組み合わせて3500円で販売している商品だ。外国のパスポートを所持している外国人であれば購入できる。
Suica&N’EXは、日本を訪れる外国人旅行客を増やそうという「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の一環として発売された。JR東日本では、日本を訪れる外国人旅行客の利便性を高めるとともに、Suicaの利便性や成田エクスプレス(N'EX)の速さをアピールするお得きっぷとして、Suica&N’EXを販売している。
なお外国人旅行者向けのFeliCaカードとしては、韓国・台湾からの観光客を対象に「YOKOSO! Japan Card」(参照記事)の実証実験も7月からスタートする。
関連記事
- JR東日本、訪日外国人向けに「Suica&N'EX」を発売
JR東日本は、外国人向けにオリジナルデザインのきっぷとSuicaのセット「Suica&N'EX」を発売する。 - 外国人旅行者をFeliCaでサポート――YOKOSO! Japan Card
日本を訪れる外国人観光客は、今や年間830万人。ケガや旅行をしたとき、乗り物の乗り方など、日本語が分からないと困ることも多い。個人旅行客の利便性を向上させ、日本の観光戦略の立案に役立つデータを取ろう――そんな実証実験が7月からスタートする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.