ミネラルウオーターを選ぶ決め手は?
年々、消費量が増えているミネラルウオーター。どのミネラルウオーターを飲むかを選ぶときに決め手となるのは、「味」や「メーカー」よりも「価格」となることが多いと分かった。アイシェア調べ。
ミネラルウオーター協会の調査によると、日本人1人当たりのミネラルウオーター消費量は19.6リットル(2007年)。2000年と比較すると、ほぼ倍に増えている。なぜ水道水ではなく、ミネラルウオーターを飲む量が増えているのだろうか。
アイシェアの調査によると、普段水道水を飲む人は45.5%。飲まない人は39.6%、極力飲まないようにしている人は14.9%と、水道水を飲む派と飲まない派は、ほぼ半々に分かれていることが分かった。
地域別に見ると、水道水を飲む人が関東では45.3%と全国平均とほぼ同じだったのに対し、中部では60.9%と高く、逆に近畿では34.2%にとどまった。「水源環境の良さが水道水の支持につながっていると思われる」(アイシェア)。
決め手はお値段!?
ミネラルウオーターを飲む人はどれだけいるのだろうか。「ミネラルウオーターを購入して飲みますか?」と尋ねると、「頻繁に飲む」が18.2%、「たまに飲む」が49.4%、「飲まない」が32.4%。3人に2人が飲んでいると分かった。飲む理由としては、「安心して飲めるから」(27.3%)、「おいしいから」(23.3%)、「水道水がまずいから」(16.3%)などが上位に挙がった。
ミネラルウオーターを飲んでいる人に、「ミネラルウオーターを選ぶポイントは何ですか?」と聞くと、トップは「価格」で42.3%。以下、「味」(17.6%)、「硬度」(11.5%)が続いた。また、「メーカー」(8.8%)や「ブランド」(8.8%)など、生産者にこだわる人は合計しても2割に満たなかった。
関連記事
- ミネラルウオーターを飲む理由と飲まない理由
ミネラルウオーターを飲んでいる人は、どの銘柄が好きなのだろうか? 1位は「サントリー天然水(南アルプス)」で、2位は「ボルヴィック」。若い世代ほど外国産を好み、世代が上がるにつれ国産を飲んでいる人が多いようだ。インターワイヤード調べ。 - 2年目の挑戦は“抹茶”――「ロック DE お茶」の1年を振り返る
4月9日、全茶連と象印マホービンは冷抹茶を日本茶販売店で提供する「シャカシャカ抹茶!」キャンペーンを開始した。“冷煎茶で日本茶を普及”“マイボトルを持ち歩き、ペットボトルゴミを削減しよう”という狙いは、1年でどれくらい達成されたのだろうか。 - 男性に一番人気のミネラルウォーターは?
ミネラルウォーターブランドの認知率や飲用状況を調査したところ、女性に人気のブランドは「エビアン」、今後飲みたいブランドは「コントレックス」となった。C-NEWS編集部調べ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.