レンタカー離れが“加速”――理由はやっぱりガソリン高
クルマを購入する際、以前に比べどんな点に重視しているのだろうか? 「燃費のよさ」を重視している人が最も多く、その理由として「節約したいから」が断トツ、次いで「環境に配慮したいから」だった。C-NEWS編集部調べ。
ガソリン高や環境意識の高まりなどから、“クルマ離れ”が進んでいるが、レンタカーを利用する頻度に変化はあるのだろうか。レンタカーの利用経験者248人(クルマを所有していない人)にレンタカーの利用頻度を聞いたところ、「減った(やや減った)」が79%に達していることが、C-NEWS編集部の調べで分かった。
利用頻度が減ったという人の理由として、「ガソリン価格の高騰」を挙げる回答が目立ったほか、「経済的に余裕がない」「経費節約のため」など、「やはりコスト面の理由から切り詰めを迫られているようだ」(C-NEWS編集部)
インターネットによる調査で、普通免許を保有している1000人が回答した。調査期間は9月5日から9月6日まで。
以前に比べ「燃費」重視が51%
クルマを購入(2008年4月以降)した際、以前に比べより重視した点を聞いたところ、「燃費のよさ」が最も多く51%。次いで「車両価格」(29%)、「スタイル、外観」(27%)、「車体色」「運転のしやすさ」「乗り心地のよさ」(いずれも19%)だった。「燃費のよさ」と回答した人にその理由を聞いたところ、「節約したいから」(94%)が圧倒的に多かったほか、「環境に配慮したいから」(35%)が続いた。「エコよりもコスト意識によるところが大きい生活者の実情が浮き彫りになっている」(C-NEWS編集部)
現在、クルマを所有していない人に「クルマが欲しいですか」と尋ねたところ、「欲しい(やや欲しい含む)」との回答は34%。欲しい理由として「クルマの運転が好き」「好きなときに自分で行きたい所へ行ける」などが目立った。一方、欲しくない理由は「電車などの公共機関で大体の用はこなせる」「維持費が大変」といった意見が多かった。
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