maneo株式会社は10月15日、日本初のソーシャルレンディングサービス「maneo(マネオ)」の営業を開始した。ソーシャルレンディングサービスとは、インターネット上でお金を貸したい個人とお金を借りたい個人とを結びつけるサービスのこと。「海外では20以上のサイトがサービスを開始し、個人がお金を借りる際の新しい選択肢として定着し始めている」(maneo)。
maneoでは、お金を借りたい人が借り入れの目的や希望金額、希望金利、借り入れ期間などを提示、お金を貸したい人が貸し出す金額を入札していく。希望金額に達すると、より低い金利を提示した人が貸し出しの権利を落札する仕組み。
maneoを利用するためには、まずメンバー登録が必要。メンバー登録をすると、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に参加でき、ブログを書いたり、コミュニティで情報交換することができる。ただ、実際に貸し借りをするには、さらに本人確認書類などを提出する必要がある。
メンバー登録の条件
20歳以上、65歳未満。日本在住。
ボロワー(借り手)登録の条件
20歳以上、60歳未満。税込年収300万円以上。
必要書類(本人確認書類、年収証明など)を提出し、maneoの審査に通ること。
レンダ−(貸し手)登録の条件
20歳以上、65歳未満。
必要書類(本人確認資料など)を提出し、maneoの審査に通ること。
借り入れ金額は10万円から200万円までで1万円単位、借り入れ期間は6カ月から36カ月までで選べる。無担保で借りることができるが、返済が遅れると外部の信用情報機関に履歴が登録される。返済予定日を90日以上過ぎると、外部の債権回収会社に債権の売却を行うことも検討するという。
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