環境への取り組みが盛んな都道府県は?
エコを意識して、どんな商品を買い替えているのだろうか。最も多かったのは「エアコン」、以下「クルマ」「照明器具」「冷蔵庫」と続いた。ただ回答者を都道府県別で見ると、違いが出た。ブランド総合研究所調べ。
個人がどれだけ環境を意識した取り組みをしたか、などを調査したところ全体の1位は長野県※であることが、ブランド総合研究所の調べで分かった。ただ行動別で見ると、エコバッグは富山県、節水は長崎県、エコ商品への買い替えは沖縄県が多い。
全体で1位となった長野県については、「待機電力に気を使っている」(48.1%)、「味噌汁の残りなどを下水に流さない」(12.8%)が全国1位という結果に。2位には地球温暖化対策の条例が全国で初めて設定された「京都府」、3位が「東京都」、4位が「滋賀県」、5位が「長崎県」となった。
一方で、最も得点が低かったのは「高知県」(47位)、このほか「徳島県」(46位)、「愛媛県」(34位)、「香川県」(29位)と、四国勢が目立った。
インターネットによる調査で、都道府県ごとに200人以上を回収し、有効回答数は2万1269。調査期間は9月26日から9月29日まで。
「資源ごみは必ず分別する」が88.6%
実際に行っている環境に配慮した行動を見ると、「資源ごみは必ず分別する」が最も多く88.6%。回答者の都道府県別で集計すると、「北海道」が93.9%でトップ、逆に最も低かったのは「大阪府」だったが、80.0%の人が分別していることから「全国的に資源ごみの分別はかなり普及している」(ブランド総合研究所)
次に多かったのは「冷暖房の温度設定に常に気をつけている」で62.7%。これは「香川県」(69.2%)、「宮崎県」(69.0%)、「滋賀県」(68.0%)が続いた。「節水に心掛ける」と答えたのは51.2%で、「長崎県」(58.5%)、「香川県」(58.3%)、「福島県」(57.6%)という結果だった。
「商品(耐久消費財)を買い替える際、環境負荷を軽減するために買い替えることを考えた商品」について聞いたところ、最も多かったのは「エアコン」で12.6%。以下「クルマ」(12.4%)、「照明器具」(10.6%)、「冷蔵庫」(10.4%)、「テレビ」(8.2%)と続いた。「エアコン」と答えた人を都道府県別で見ると、「和歌山県」が18.2%でトップ、逆に最もその割合が少なかったのは「北海道」で1.2%と、都道府県による差が大きいようだ。
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