近畿日本ツーリストとイオンは11月20日、イオングループが運営するFeliCa電子マネー「WAON」に関して業務提携を行うと発表した。
近畿日本ツーリストが契約している沖縄本島の観光施設で、12月下旬からWAONの決済サービスを開始する。観光施設「ナゴパイナップルパーク」の入園料や土産店、サムズレストラングループ店舗での食事、日産レンタリース沖縄のレンタカー利用料などを、WAONで決済できるようになる。
200円ごとに1WAONポイントがたまるほか、JALとの提携カードである「JMB WAON」「イオンJMBカード」(参照記事)の利用で200円ごとに1マイルがたまる。また一部施設でWAON利用者特典を用意する。
WAONは、「ジャスコ」や「マックスバリュ」といったイオン系列のスーパーマーケットを中心に利用されている電子マネーで、コンビニ「ミニストップ」でも利用できる。カードタイプのほか、おサイフケータイ用アプリでも利用が可能。10月末時点で発行枚数が約620万枚、利用可能店舗数が約2万6000店。月間利用件数は約1070万件で、平均決済単価は約1610円。
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