エスプレッソを主力商品にしたシアトル系コーヒーチェーンが日本に登場してから10年ほど経ち、街には同様の形態のカフェが数多く見られるようになった。さまざまなコーヒーチェーンが店舗を展開しているが、コーヒーの評価が最も高いのはどのコーヒーチェーンなのだろうか。
アイシェアは「スターバックス」「ドトール」「エクセルシオール」「プロント」「ルノアール」「珈琲館」の6店舗について、その店のコーヒーを飲んだことがある人に値段や味などを含めた総合評価を4段階(星3つ、星2つ、星1つ、星ナシ)で尋ねた。
その結果、星3つを付けた人の比率が最も高かったのは「スターバックス」で19.8%。以下、「ドトール」(13.0%)、「エクセルシオール」(10.3%)、「珈琲館」(10.3%)、「ルノアール」(3.8%)、「プロント」(2.4%)が続いた。ほぼすべてのチェーンで女性の方が3つ星を付ける比率が高かった。
星2つ以上で見ても、トップは「スターバックス」(72.9%)。以下、「ドトール」(62.7%)、「エクセルシオール」(61.9%)、「珈琲館」(50.8%)、「プロント」(48.5%)、「ルノアール」(43.8%)と順位はほとんど変わらなかった。
年代別に見ると、上の年代になるほど星3つの評価が多くなるのが「スターバックス」(20代13.6%、30代20.4%、40代23.5%)と「ドトール」(20代10.9%、30代12.9%、40代15.5%)。逆に下の年代になるほど星3つの評価が多くなるのが、「エクセルシオール」(40代2.5%、30代9.6%、20代30.4%)、「プロント」(40代2.2%、30代1.1%、20代10.5%)、「ルノアール」(40代0%、30代5.1%、20代6.7%)、「珈琲館」(40代9.7%、30代10.5%、20代14.3%)だった。
インターネットによる調査で、対象は男女441人(男性53.5%、女性46.5%)。調査期間は2008年12月19日から22日。
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