結婚する人としない人、それぞれの状況の違いは?――厚生労働省調査
厚生労働省は3月11日、「第6回21世紀成年者縦断調査」を発表。2002年に独身だった20歳〜34歳の男女で2007年11月までの5年間で結婚したのは男性21.7%、女性27.3%であることが分かった。
厚生労働省は3月11日、「第6回21世紀成年者縦断調査」を発表した。2002年11月の第1回調査時に独身だった20歳〜34歳の男女のうち2007年11月までに結婚したのは、男性21.7%、女性27.3%であることが分かった(結婚後に離婚した人も含む)。年代別に見ると、2002年に20〜24歳だった男性の19.1%、女性の24.0%、25〜29歳だった男性の25.2%、女性34.4%、30〜34歳だった男性の20.8%、女性の22.9%が結婚していた。
2002年の独身者について、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は2006年11月の第5回調査時の仕事別にこの5年間の結婚の状況をみた。すると、男性では正規労働者の24.0%、非正規労働者の12.1%、無職の9.0%が結婚していた。年代別に見ても、すべての年代で正規・非正規との比率が倍ほど異なっている。
女性では正規労働者の27.7%、非正規労働者の24.5%、無職の27.6%がこの5年間で結婚している。正規・非正規で男性ほど大きな差は付いていないが、正規の方がやや比率が高くなっている。また、無職の女性が結婚した比率も高い。
また、2002年の独身者について、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は2006年11月の第5回調査時の親との同居の有無別にこの5年間の結婚の状況をみた。すると、親と同居している男性の21.2%、親と同居していない男性の29.1%が結婚していた。特に21〜25歳で親と同居していない人で結婚した比率(53.0%)は、同居している人で結婚した比率(38.7%)を大きく上回っている。
一方、親と同居している女性の27.0%、同居していない女性の30.0%がこの5年間で結婚していた。特に21〜25歳で親と同居していない人で結婚した比率が(53.0%)が同居している人で結婚した比率(38.7%)を大きく上回っている。
郵送などによる調査で、対象は2002年の第1回調査時に独身だった20〜34歳の男女8627人(男性4384人、女性4243人)。調査日は2007年11月7日。
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