“やんちゃ買い”すると怒られる? 夫と妻で金額に差
不況とはいえども、気に入った商品は少々値が張っても買いたいもの。そんな夫の高額消費を許してくれる妻はどれくらいいるのだろうか。「男のやんちゃ買い」推進委員会調べ。
不況で給料が減り、欲しいものが買えなくなったという人もいるだろう。消費動向はどのようになっているのだろうか。
「男のやんちゃ買い」推進委員会の調査によると、既婚の男女に「最近、欲しいものを自由に買えていますか?」と尋ねたところ、「全く買えていない」(11.6%)、「あまり買えていない」(36.5%)、「少しは買えている」(35.8%)、「これまでと変わらず買えている」(15.9%)、「これまでよりも買えている」(0.3%)だった。「これまでよりも買えていない(全く買えていない+あまり買えていない+少しは買えている)」という人が83.9%を占めているようだ。
「過去1年で購入した最も高額なモノの金額はいくらですか?」と聞くと、「1万円未満」(6.1%)、「1万円以上5万円未満」(24.5%)、「5万円以上10万円未満」(19.3%)、「10万円以上30万円未満」(33.0%)、「30万円以上」(17.1%)。半数近くは10万円未満でおさまっているようだ。
“やんちゃ買い”の限度は
「男のやんちゃ買い」推進委員会では、「メジャーなブランドや商品でなくても、モノとしてのクオリティの高さにほれ込んだら、値段が少し高くても購入すること」を“やんちゃ買い”と定義。男性に「“やんちゃ買い”をどう思いますか?」と尋ねたところ、「魅力的(とても魅力的だ+魅力的だ+どちらかというと魅力的だ)」と答えた比率は77.0%だった。
一方、女性に「もしご主人がお小遣い、もしくは予算以上で“やんちゃ買い”してきたらどうしますか?」と聞くと、「『ほれ込んだ商品ならば仕方ない』と許してあげる」(61.5%)、「主人を問いただす」(30.8%)、「自分が欲しいものを買わせる」(11.5%)が続いた。厳しい態度を示す人もいるものの、過半数の女性は許してくれるようだ。
男性に「“やんちゃ買い”できると思う限度額」を尋ねると、平均金額は30万8175円。一方、女性に「“やんちゃ買い”を許せる限度額」を尋ねると、平均金額は11万4063円。男性が自分の判断で“やんちゃ買い”すると、怒られることもありそうだ。
インターネットによる調査で、対象は今夏ボーナスをもらえる予定の20代以上の既婚男性、および今夏ボーナスをもらえる予定の20代以上の既婚男性を夫に持つ20代以上の既婚女性。調査期間は5月8日と9日。
関連記事
- 郷好文の“うふふ”マーケティング:イケてない!? でも身近さが人気――しまむら好調の秘密
筆者が「ちょっぴりイケてない」というイメージを持っているファッションブランド「しまむら」。しかし、この不況下でも売り上げと利益を確保し、新規出店も意欲的に行っているという。しまむらはなぜ人気があるのだろうか。 - 高級ブランドにお金をかけるのは古い? 「しまらー」が街を席巻
長引く不況で節約志向が強まる中、激安系のファッションが人気だ。「GAP」「ユニクロ」「しまむら」など、節約しながらファッションを楽しむ人が増えているという。 - サラリーマンの小遣いは月平均4万5600円
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.