矢野経済研究所は7月9日、「流通菓子市場※に関する調査結果」を発表、2008年度の流通菓子市場は前年度比1.2%増の2兆1112億円(メーカー出荷金額ベース)となったことが分かった。2005年度以降3年連続で市場は拡大しており、同研究所では「消費者が外出や外食を控えるなかで家庭内需要が喚起され、特にスナック菓子やビスケット、米菓などが好調に推移した」と分析している。
※流通菓子市場……量販店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、駅構内売店などの小売流通チャネルで販売される菓子類のこと。矢野経済研究所ではチョコレート、ビスケット類、米菓、豆菓子、スナック菓子、チューインガム、キャンディ・キャラメル、その他菓子製品の主要8分野を対象とした。
2008年度の流通菓子市場を分野別に見ると、「チョコレート」(20%)、「米菓」(15%)、「ビスケット類」(14%)、「スナック菓子」(12%)、「キャンディ・キャラメル」(10%)、「チューインガム」(6%)、「豆菓子」(3%)となっている。2008年度に好調だった「スナック菓子」は前年度比6.4%増の2629億円、「米菓」は前年度比3.5%増の3145億円だった。
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