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世界のPC出荷台数、Netbook堅調で減少幅縮小:米IDC調査
コンシューマー向けNetbookがシェアを拡大しているが、今後CULVノートの台頭でNetbookの勢いにブレーキがかかるとIDCはみている。
米調査会社IDCは9月16日、2009年第2四半期(4〜6月)の世界PC市場に関する調査結果を発表した。景気後退の影響で前期に続いての不調だったが、コンシューマー向けノートPCは成長した。
同四半期のPC出荷台数は前年同期より2.4%減少し、売上高では19.1%減となった。コンシューマー向けノートPCは出荷台数で44%増となり、2007年と2008年のレベルに近づいた。一方、企業向けのノートPCは16%減、デスクトップPCは17%減だった。
コンシューマー向けノートPCのうち、Netbook以外のノートPCの出荷台数は、前年同期からほぼ横ばいだった前期より回復し、16%増となったが、売上高は6%減少した。Netbookがコンシューマー向けノートPC全体に占めるシェアは前年同期の5%から26%に拡大した。Netbookの平均価格は400ドルと、平均900ドルの一般的なノートPCの半額以下であるため、Netbookのシェア拡大が売上高の減少につながっている。
今後の見通しは、出荷台数、売上高ともに、やや安定するとIDCはみている。2010年のデスクトップの出荷台数はほぼ横ばいだが、ノートPCが16.5%増加する。Netbookは引き続き成長するが、Netbookより価格・性能がやや上のコンシューマー向け超低電圧(CULV)プロセッサ搭載ノートの台頭により、Netbookのシェア拡大およびそれに伴う売上高減少は制限されると予測している。
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