情操教育の重要性が語られることも多い昨今。学校以外でも、スポーツ教室や音楽教室などに子どもを通わせている家庭は多い。その実情はどのようになっているのだろうか。
ベネッセの調査によると、この1年間で学校外で定期的にしていたスポーツ活動(部活動を含む)があるという比率は、幼児(3歳〜6歳)が38.9%、小学生が68.5%、中学生が67.3%、高校生(高校1年生と高校2年生)が49.3%だった。全ての年代で男子の比率が女子の比率を上回っており、小学校入学前後から男女の差が開きはじめている。
スポーツ活動の内容を具体的に見ると、男女ともに「スイミング」(男子24.5%、女子19.7%)がトップ。以下、男子では2位「サッカー」(13.7%)、3位「野球」(9.1%)、4位「体操教室・運動遊び」(6.8%)、5位「テニス」(5.7%)、女子では2位「ダンス」(6.6%)、3位「体操教室・運動遊び」(5.8%)、4位「テニス」(5.1%)、5位「バドミントン」(3.0%)だった。
芸術活動ではピアノやエレクトーンが人気
この1年間で学校外で定期的にしていた芸術活動(部活動を含む)があるという比率は、幼児が28.7%、小学生が33.9%、中学生が34.1%、高校生が35.0%だった。全ての年代で女子の比率が男子の比率を大きく上回っており、5歳前後から男女差が開きはじめている。
芸術活動の内容を具体的に見ると、男女ともに「楽器の練習・レッスン」(男子10.6%、女子29.9%)がトップ。その多くはピアノ、エレクトーンなどの鍵盤楽器の練習・レッスンだった(男子7.0%、女子22.6%)。以下、男子では2位「音遊び/リズム遊び」(2.9%)、3位「絵画/造形」(2.8%)、4位「リトミック」(2.2%)、5位「合唱/コーラス」(1.4%)、女子では2位「絵画/造形」(5.2%)、3位「バレエ」(4.6%)、4位「音遊び/リズム遊び」(4.3%)、5位「合唱/コーラス」(3.5%)だった。
インターネットによる調査で、対象は3歳〜17歳の子どもを持つ母親1万5450人。調査時期は2009年3月。
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