病気の症状の1つである「せき」。せきが出ている状態でも出社しなければならないことはあるだろうが、どのように対処しているのだろうか。
ファイザーの調査によると、「もしせきが続く状態で会社に出社するとしたら、マスクを着用しますか?」と尋ねたところ、「着用する(必ず着用する+だいたい着用する)」は74.4%だった。
「着用する」と答えた人にその理由を聞くと、最も多かったのは「職場や取引先など周囲に病気をうつさないように気を遣って」が86.8%と断トツ。以下、「マスクをした方が楽だから」(6.3%)、「マスクを着用するように職場や取引先の人から指摘されるから」(5.4%)、「体調が悪いことを周囲に認識してほしいから」(1.1%)が続いた。
一方、「着用しない」と答えた人にも理由を聞くと、最も多かったのは「装着感が不快だから」で44.2%。以下、「マスクを着用するのが面倒だから」(15.6%)、「会話や飲食がしづらいから」(13.0%)、「見た目が悪いから」(9.7%)、「人がいるところではせきをしないなど、周囲に配慮しているから」(7.8%)が続いた。
同僚がせきこみながらマスクをつけて出社してきた時、どのようなことを思っているのだろうか。「早く病院に行って治療してほしい」と思っている人は84.0%、「具合が良くなるまで会社を休んでほしい」と思っている人は57.1%と多くの人は迷惑に感じているようだ。
「せきをしていた職場や取引先の人から、病気をうつされたと感じたことはありますか?」と聞くと、「ある(よくある+たまにある)」は38.8%。ビジネスシーンでは不特定多数の人に接する機会が多いが、4割弱の人は周囲からの感染経験があるようだ。
インターネットによる調査で、対象は同居している15歳以下の子どもがいる20〜40代の会社員男女600人(男性300人、女性300人)。調査日は10月10日。
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