子どもにとってはうれしいものの、大人にとってはちょっぴり複雑なお年玉。不況が続いているが、来年のお年玉をどれくらいあげようと考えているのだろうか。
住信SBIネット銀行の調査によると、来年(2010年)お年玉をあげる予定がある人に「お年玉の総額は2009年と比較してどう変わりますか?」と尋ねたところ、「増える」は21.5%、「例年と変わらない」(69.8%)、「減る」(8.7%)だった。「増える」と「例年と変わらない」を合わせると全体の9割を超えており、ほとんどの人は今年(2009年)の水準は維持するようだ。
「増える」と回答した人に理由を聞くと、トップは「あげる人の年齢が上昇したから」で63.0%。以下、「あげる人数が増えたから」(30.9%)、「収入(ボーナスなどを含め)が増えたから」(2.3%)、「収入の増減、あげる人数の増減、あげる人の年齢の上昇などに関係なく、お金に余裕ができたから」(1.2%)が続いた。
一方、「減る」と回答した人にも理由を聞くと、トップは「収入(ボーナスなどを含め)が減ったから」で50.0%。以下、「あげる人数が減ったから」(34.6%)、「収入の増減、あげる人数の増減、あげる人の年齢の上昇などに関係なく、単純に節約したい(または貯蓄に回したい)から」(14.8%)が続いた。
お年玉の平均支出額は約1万8000円
「何人くらいにお年玉をあげる予定ですか?」と尋ねると、最も多かったのは「2人」で24.1%。以下、「3人」(20.4%)、「1人」(13.6%)、「5人」(13.1%)、「4人」(12.5%)が続いた。5人以下で8割以上を占めている。
「お年玉の総額はいくらくらいですか?」と聞くと、最も比率が高かったのは「5001円〜1万円」で27.8%。以下、「1円〜5000円」(24.1%)、「1万1円〜2万円」(18.2%)、「2万1円〜3万円」(12.6%)、「3万1円〜5万円」(10.5%)が続いた。平均支出額は1万8000円だったが、中には「10万1円以上」という人も1.5%いるようだ。
インターネットによる調査で、対象は住信SBIネット銀行の20代〜60代顧客5559人(うち、2010年にお年玉を上げる予定があるという人は3895人)。調査期間は11月30日〜12月3日。
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