リクルートの研究機関であるワークス研究所は4月21日、「第27回ワークス大卒求人倍率調査」を発表した。調査によると、2011年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした全国の民間企業の求人総数は前年の72万5000人から58万2000人へと19.8%減、学生の民間企業就職希望者数は前年の44万7000人から45万6000人へと1.9%増。結果、大卒求人倍率は1.28倍となった。
前年の1.62倍から0.34ポイント低下しており、1.3倍を割り込んだのは2001年3月卒以来10年ぶりのこととなる。
業種別(製造業、流通業、金融業、サービス・情報業)に見ると、製造業は前年比0.31ポイント減の1.66倍、流通業は同0.49ポイント減の4.17倍、金融業は同0.01ポイント減の0.20倍、サービス・情報業は同0.19ポイント減の0.48倍となった。
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