食事を終えた後に言うあいさつである「ごちそうさま」。定食屋などで「ごちそうさま」と言って、去っていく人も見かけるが、普段の食事でどのくらいの人が言っているのだろうか。
アイシェアの調査によると、「誰かと一緒に食事をする時に『ごちそうさま』と言いますか?」と尋ねると、「いつも言う」は53.9%、「たまに言う」は36.1%、「言わない」は10.0%と、9割の人は言っているようだ。男女別に見ると、「いつも言う」「たまに言う」を合わせた割合は男性(87.7%)より女性(92.6%)の方が高かった。
具体的に「ごちそうさま」を「言う」理由を聞いたところ、「常識だから」「マナーだから」という声が多く、「感謝の気持ちを込めて」「子どもに言う習慣を身に付けてほしいから」といった意見もあった。「言わない」派の理由では、「習慣がない」という声が圧倒的だった。
では、1人の食事での場合はどうなのだろうか。「1人で食事をする時に『ごちそうさま』と言いますか?」と聞くと、「いつも言う」は25.9%、「たまに言う」は27.2%、「言わない」は47.0%と、誰かと食事する時より「ごちそうさま」と言う人は少ないようだ。男女別に見ると、「いつも言う」「たまに言う」を合わせた割合は男性(46.9%)より女性(59.9%)の方がこちらでも高かった。
具体的に「ごちそうさま」を「言う」理由を聞いたところ、「習慣だから」「当たり前のことだから」といった意見が、誰かと一緒の食事の時と同じく多数。「言わない」理由では、「ひとりごとになるから」「相手がいないため」「逆にさみしくなるから」など、1人であることを挙げているものが多かった。
インターネットによる調査で、対象は20〜40代の男女460人(男性52.8%、女性47.2%)。調査期間は4月16日から21日。
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