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第33鉄 個室じゃなくても楽しいよ! 豪華寝台特急トワイライトエクスプレス杉山淳一の+R Style(6/6 ページ)

日本の豪華寝台特急といえば「カシオペア」「北斗星」そして「トワイライトエクスプレス」。大人気のチケットを入手できたら、大阪から札幌まで、景色と食事を堪能する列車の旅へ出発しよう。

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洞爺駅で食堂車スタッフが看板に駆け寄る。看板に朝刊がくくりつけられていた

 朝食後ももちろんロビーカーで過ごす。ロビーカーはガラガラの貸しきり状態。洞爺湖、室蘭あたりで降りたお客さんも多く、札幌に近づくにつれて、お客さんはそれぞれの空間で楽しんでいるらしい。結局、B寝台は寝るためだけの場所になった。

 個室じゃなくても十分に楽しい「トワイライトエクスプレス」の旅。でもやっぱり、次回は個室を利用してみたい。きっと今回とは違った趣を楽しめることだろう。


札幌駅に到着。北海道内は「北斗星」カラーのディーゼル機関車が引っ張っていた

今回のルート。GoogleMapsで筆者による各ポイントについての説明が読める

今回の電車賃

大阪−札幌:乗車券1万6170円、特急券3150円、B寝台券6300円

※関西−北海道を寝台列車で旅する場合、「周遊きっぷ」を使うと安くなる。周遊きっぷ「札幌・道南ゾーン」を使うと、大阪−青森までの往復乗車券が2割引+青森から道南地域は乗り降り自由のゾーン券9000円となる。片道分の乗車券相当金額は1万4330円。

※※ちなみに展望スイート個室の寝台料金は、5万980円(2名分)。


著者プロフィール:杉山淳一


著者近影(2006年5月に閉館した、東京・万世橋の交通博物館にて)

 肉食系鉄道ライター(魚介類が苦手)にして、前世からの鉄道好き。生まれて間もなく、近所を走っていた東急池上線の後をついていったという逸話あり。曰く「いつもそばを走ってたから、あれが親だと思った」

 コンピューター系出版社でゲーム雑誌の広告営業を経験した後、フリーライターとなる。オンライン対戦ゲーム、フリーウェア、PCテクニカルライティングなどデジタル系の記事を専門とし、日本初のEスポーツライターとしてオンライン対戦ゲーム競技を啓蒙する。

 趣味は日本全国の鉄道路線探訪で、現在の路線踏破率は約8割。著書は『もっと知ればさらに面白い鉄道雑学256(リイド社)』『知れば知るほどおもしろい鉄道雑学157(リイド社)』『A列車で行こう8 公式ガイドブック(エンターブレイン)』など。


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