コラム
旬の高知へ、龍馬の高知へ――言葉と食の旅をしませんか:郷好文の“うふふ”マーケティング(3/3 ページ)
「食事はただ空腹を満たすためにするのではない」と主張する筆者。坂本龍馬の故郷、高知県の食材をふんだんに使った料理を口にして、維新の土佐に思いをはせた。
言葉と食の旅をしませんか
みなさん、龍馬伝の題字を記憶しているだろうか? 清新で強く躍動する文字。文字に込めた紫舟さんの思いはこうだ。
「『龍』には龍馬さんと福山さんの背の高い風貌と福山さんのシャープな繊細さ、『馬』には、時代と格闘し天空までも駆け抜けた龍馬さんの動きを、そして『伝』には北辰一刀流の免許皆伝でありながら人をあやめなかった龍馬さんの太刀筋を表現しました」(『龍馬のことば』紫舟著より)
たった3文字の題字を描くまでにあらゆる龍馬の小説や伝記を読み、福山雅治さんの音楽を聴きこんだ。制作期間の9割までが受け止める作業、残りの1割の時間で3文字に入魂した。
言葉から龍馬を知る。龍馬の生きた土佐の食材を知る。料理を味わいながら深まる思い。おいしいだけでは終わらないのが食なのだ。そこから始まること――いかに生きるか、生きるためにいかに食べるか。旬産の高知へ、維新の高知へ、言葉と食の旅をしませんか。
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