夏のボーナスはいくらもらった? 大阪の中小企業で働く人たち
大阪府に拠点を置く中小企業で、ボーナスを支給したところはどのくらいあるのだろうか。「支給する」と答えた企業は51.0%であることが、大阪市信用金庫の調査で分かった。
中小企業でボーナスを支給するところは、どのくらいあるのだろうか。大阪府の中小企業に聞いたところ、「支給する」と答えた企業は51.0%であることが、大阪市信用金庫の調査で分かった。これは同信金が調査開始(1998年)以来最低を記録した昨年の割合(56.7%)をさらに5.7ポイント下回るもので、支給企業割合が減少するのは3年連続となった。
支給しない企業の内訳を見てみると、「ボーナスは支給できないが、少額の手当てを出す」は33.0%(昨年夏比2.5ポイント増)、「全く支給なし」は16%(同3.2ポイント増)という結果に。また支給しない企業を業種別に見ると、「小売業」(59.0%)が最も多かった。次いで「運輸業」(53.7%)、「製造業」(51.1%)、「サービス業」(48.6%)と続いた。
1人当たりの平均支給額は25万円
大阪の中小企業で働く人たちは、夏のボーナスをどのくらい支給されたのだろうか。夏のボーナスを「支給する」と答えた企業に聞いたところ、1人当たりの平均支給額は25万3559円。これは同信金が調査開始以来最低を記録した昨年の平均支給額(25万5100円)をさらに下回る結果となった。支給額を見てみると、「20万円〜29万円」(42.4%)が最も多く、次いで「20万円以下」(30.0%)、「30万円〜39万円」(19.2%)だった。
平均支給額を業種別に見てみると、最も多かったのは「小売業」で28万1311円だった。次いで「卸売業」が27万334円、「建設業」が25万8564円、「製造業」が24万7701円と続いた。
インターネットによる調査で、大阪府に拠点を置く中小企業1040社が回答した。調査時期は6月中旬。
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