トップ10
ソフトバンクアカデミアで「孫の二乗の兵法」を学んできた:誠 Weekly Access Top10(2010年7月17日〜7月23日)(3/3 ページ)
ソフトバンク孫正義社長の後継者を育てるために創設されたソフトバンクアカデミア。開校式に潜り込んで、孫正義社長が経営指針としているという「孫の二乗の兵法」を聞いてきた。
時価総額を5倍に
それぞれの文字について、「どういう意味と思うか」と参加者に問いながら講義を進めた孫社長。「これは字面を理解するだけではダメで、いろんな試練を乗り越えることで身に付く。私もまだ極め切れていない」という。
実際、当日の夜中にバージョンアップして、文字の順番が変わったと話す。バージョンアップ前は「戦略→理念→将の心得→ビジョン→戦術」だった順番が、「理念→ビジョン→戦略→将の心得→戦術」の順番になったという。会社を興したばかりの時は「一番になりたい」という気持ちが強かったために左上に「一」の文字を配置していたが、「一番になることはゴールではない。『情報革命で人々を幸せに』という理念を次のリーダーも大事にしてほしい」という気持ちから「道」を左上に持ってきたとか。
グループからの参加者たちにまず与えられた課題は、「ソフトバンクグループの時価総額をどうやって5倍にするか」というプランを考えてくること。「時価総額でいいなら、ITバブルがもう1回起これば自然にクリアする可能性もあるんじゃないか」と筆者はちょっと思ったのだが、怒られそうなので黙っておいた。
外部からの参加者もまだ募集しているので、興味のある人は参加していただき、ブログなどで様子を伝えていただけるとミーハーの筆者にとってはありがたい。……と最初は書いたのだが、守秘義務があってそれはダメだということだ。ちなみに後継者には孫社長から100億円分の株が贈られるという。
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