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自転車には欠かせない「シマノ」、その実力に迫った松田雅央の時事日想(3/3 ページ)

自転車の総合メーカーとして、世界トップシェアを誇る「シマノ」。現在小売店に並ぶ自転車(4万円以上)のブレーキと変速機の9割以上がシマノ製だという。大阪で誕生し、その後世界トップレベルに成長した企業の戦略を聞いた。

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成功している機械メーカーに

 シマノは耐久性が高く、しかもリーズナブルな製品を供給することにより、世界でシェアを拡大してきた。ブレーキ、変速機、レバーなど、それまでは別々に扱われていた物を統合開発・生産する「コンポーネント」という概念を生み出すなど、他メーカーに先駆けた革新的技術開発により業界をリードしている。

 シマノに限らず、欧州において成功している機械メーカーにインタビューすると、企業戦略として必ず登場するキーワードがある。それは「高品質」と「顧客のニーズ」だ。当然といえば当然の答えかもしれないが、成功の秘訣(ひけつ)とはこれまで聞いたことのないような驚きの秘密ではなく、こういった「物作りの基本」を大切にする姿勢なのかもしれない。

電子変速機を搭載したプロ用の車体(左)、電子変速機(右)

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