連載
新聞を信用できる、できないワケ(5/5 ページ)
全10回でお送りする、ブロガー・ちきりんさんと、フリーライター・赤木智弘さんの対談連載3回目。「今の新聞を信用できますか?」という質問に対し、2人はどのような考えを示したのだろうか。
ちきりん:じゃあ例えば労働組合が変わらないのも、「変わる必然性を感じていないし、多くの人がそれを支持しているから」ということでしょうか?
赤木:そうです。サービス残業があっても、雇用を守るほうを優先しているのです。
ちきりん:話していると、赤木さんはわたしよりも、明るい未来予測を持っている感じがしますね。わたしは新聞社も労働組合も、ぶっ潰れてしまわないと変わらないと思っていますので(笑)。
赤木:組織が変わってもそこに対する期待が変わらなければ、変わらないと思いますね。
ちきりん:おっしゃっているのは「新聞の存在意義はある」という意味ですよね。今の具体的な行動はオカシイかもしれないけれど。
赤木:そうです。
→続く。
ちきりんさんの対談バックナンバー
→NHKを1週間で左遷され……政治とメディアの世界を“いったりきたり”(対談相手:上杉隆さん)
→5W1Hに忠実な新聞よりも、グチャグチャな「圧縮新聞」の方が面白い理由(対談相手:phaさん)
ちきりんさんのプロフィール
兵庫県出身。バブル最盛期に証券会社で働く。米国の大学院への留学を経て外資系企業に勤務。2010年秋に退職し“働かない人生”を謳歌中。崩壊前のソビエト連邦など、これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”と称してブログを開始。Twitterアカウントは「@InsideCHIKIRIN」
関連記事
- 新聞が「若者は不幸である」と報じない理由
匿名ブロガーちきりんさんと、フリーライター赤木智弘さんの対談1回目。発行部数や広告費の減少などによって新聞社が苦しんでいるが、2人はメディア業界をどのように見ているのだろうか。 - 引きこもりに男性が多い理由
東京都の2008年調査によると、“引きこもり”の71.4%が男性ということでした。なぜ男性は引きこもるのか? なぜ女性は引きこもらないのか? その理由と対策を考えてみました。 - “スペック”が高い人の特徴
どこの職場やコミュニティにもいる“できる人”。そういう人の類型を、PCのスペックになぞらえて表してみると……。 - 5W1Hに忠実な新聞よりも、グチャグチャな「圧縮新聞」の方が面白い理由
正体を明かさない謎の社会派ブロガー・ちきりんさんと、日本一のニートを目指しているphaさんの対談1回目。ちきりんさんは、phaさんが作った「圧縮新聞」の面白さを語ると同時に、権威ある文章がパターン化されていることを指摘した。 - NHKを1週間で左遷され……政治とメディアの世界を“いったりきたり”
ジャーナリスト・上杉隆氏をホストとする対談連載1回目。正体を明かさない謎の社会派ブロガー・ちきりんさんを招き、メディアやブログのことについて徹底的に語り合った。 - ちきりんの“社会派”で行こう! バックナンバー
- どうなる? 紙メディア特集バックナンバー
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.