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格安航空会社が羽田にやって来る! エアアジアXのカラクリ(3/3 ページ)

マレーシアの格安航空会社「エアアジアX」が、羽田−クアラルンプール路線を12月に開設すると発表した。今回の就航開始を記念して、羽田発クアラルンプール便を片道5000円で販売するとしたが、エアアジアXはどのようにして儲けているのだろうか。

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エアアジアXの機内設備

――機内はどのような設備になっていますか?

オスマンラニCEO:エコノミーの座席は革張りで、それを365席用意した。前後席の空間は78.5センチ、座席幅は40.5センチ。またプレミアムシートは12席設け、前後席の感覚は152センチ、座席幅は50.8センチ。フルフラットになるシートを設置したのは、LCCでは初めて。

 既存の大手航空会社はビジネスクラスやファーストクラスで高い料金を設定しているが、それを利用するお客さまは本当にワインを飲んだり、キャビアを食べることを求めているのだろうか。エアアジアXでは「快適に寝たいので、毛布と枕がほしい」といったお客さまを対象にしている。過剰なサービスを省いた結果、価格は大手航空会社の2分の1から3分の1ほどに抑えた。


エアアジアXのエコノミー席

――キャンペーン価格終了後、チケットはいくらくらいになりそうですか?

オスマンラニCEO:エコノミーは片道1万4000円〜6万8000円、プレミアムについては片道4万8000円〜6万8000円を予定している。

――羽田空港の使用料の高さについて、どう思いますか?

オスマンラニCEO:確かに空港使用料は高い。しかしロンドンへはロンドン・スタンステッド空港という使用料が高いところに飛んでいる。なぜロンドン・スタンステッド空港を利用しているかというと、乗り継ぎ便が充実しているから。羽田空港の使用料も高いかもしれないが、羽田の乗客数を考えれば、他の空港よりもメリットは大きいと考えている。ただ大阪、福岡、札幌といった空港にも関心を持っているので、数年後には他の都市にもサービスを提供していきたい。

――機内食はどんな種類があり、価格はいくらくらいですか?

オスマンラニCEO:マレーシア食として、ココナッツ風味の食事を提供したい。また日本食のケータリングも提供する予定だ。1食の価格はクアラルンプール発で400円くらい、羽田発では700円くらいになるだろう。

エアアジアXのプレミアムシート

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