調査リポート
9月の新車販売台数 プリウスが17カ月連続トップ、減税対象車の不振目立つ
日本自動車販売協会連合会は、9月の新車販売ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表、トヨタ自動車の「プリウス」が前年同月比14.2%減の2万7249台で17カ月連続のトップとなった。しかし、エコカー減税の終了で、対象車を中心に不振が目立った。
日本自動車販売協会連合会は10月5日、9月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表した。トップはトヨタ自動車の「プリウス」で、前年同期比14.2%減の2万7249台となり、2009年5月18日の新モデル発売以来17カ月連続のトップとなった。軽自動車を含めたランキングでも、軽自動車1位のダイハツ「タント」(1万8583台)を大きく上回っている。
エコカー購入に対する政府の補助金が9月上旬で打ち切られたこともあり、2位のホンダ「フィット」(1万4622台、前年同月比15.2%減)、5位のトヨタ「ヴィッツ」(1万96台、同20.7%減)、7位のトヨタ「パッソ」(6658台、同38.3%減)といった減税対象車が軒並み前年同月比での販売台数を減らしている。一方、8月にモデルチェンジした日産「エルグランド」は6353台で10位にランクインした。
エコカー減税終了の影響もあり、9月の新車販売台数は前年同月比4.1%減の30万8663台。前年同月比では2009年7月以来、14カ月ぶりにマイナスに転じた。メーカー別に見ると、トヨタが前年同月比6.7%減、ホンダが同11.7%減、日産が同7.1%減、マツダが同22.9%減と各社とも不調だった一方、輸入車は同45.1%増と好調だった。
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