矢野経済研究所は10月19日、「スポーツシューズ市場に関する調査結果」を発表、2009年のスポーツシューズ国内市場(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比0.9%増の7759万足、金額ベースで同0.1%増の2773億5000万円となったことが分かった。
最大市場である「多目的シューズ(一般カジュアルスニーカー)」がマイナス成長だったものの、「ランニングシューズ」「アウトドアシューズ」などが好調だったため、全体としては微増となった。
市民ランナーの増加でランニングシューズ市場が拡大
分野別に見ると、2009年のランニングシューズ市場は数量ベースで前年比7.3%増の1548万足、金額ベースで7.7%増の439億6000万円と大きく成長した。矢野経済研究所では「マラソン大会などレース志向を強める市民ランナーの増加によって、中・上級者向けモデルや高価格モデルが人気となっている」とコメントしている。
同研究所では2010年のスポーツシューズ市場について、サッカーワールドカップ特需や健康・美容志向の高まりなどによって、数量ベースでは前年比1.9%増の7903万足、金額ベースでは同3.6%増の2874億2000万円で推移すると予測している。
関連記事
- 理想の腹囲は男性75.6センチ、女性63.3センチ――メタボ調査
内臓脂肪が蓄積することで生活習慣病にかかりやすくなった状態をメタボリックシンドロームと言うが、20代から50代有職者の4人に1人はメタボリックシンドロームの自覚があるようだ。アリババ調べ。 - 会社帰りのスポーツ、1番人気は「ウオーキング」
- 運動不足は感じていても……、「スポーツジムに通っていない」人が9割
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.