24時間、自宅からでも情報照会や振り込みなどができるインターネットバンキング。どのくらいの人が利用しているのだろうか。
楽天リサーチの調査によると、インターネットバンキングを利用したことがあるという人は67.0%。男女別では女性(61.0%)より男性(73.0%)の利用率が高く、年代別では30代(77.0%)の利用率が高かった。
利用者に使っているサービスを聞くと、「残高・入出金明細などの預金口座の情報照会」(75.5%)、「他口座への振込・振替」(67.2%)、「インターネットショッピングやオークションの決済サービス」(48.8%)、「定期預金」(21.0%)、「totoや公営競技の購入」(14.9%)などの割合が高かった。
利用者に「インターネットバンキングの長所」を尋ねると、トップは「24時間いつでも利用できる」で87.9%。以下、「利用手数料が安い」が45.8%、「インターネットショッピングやオークションの決済サービスとして利用しやすい」が39.1%、「預金金利が高い」が21.3%で続いた。金銭的なメリットより、利便性の高さをメリットとして挙げる人が多いようだ。
一方、利用していない人に「利用しない理由」を聞くと、トップは「セキュリティ対応が不安」で46.7%。以下、「操作が分かりにくい」が30.3%、「口座開設が面倒」が28.2%、「システム障害が不安」が21.8%、「ID・パスワードの管理が面倒」が20.3%で続いた。
男女別に見ると、「操作が分かりにくい」の割合は男性(22.2%)より女性(35.9%)の方が高く、「口座開設が面倒」の割合は女性(25.6%)より男性(31.9%)の方が高かった。
インターネットによる調査で対象は20〜69歳男女1000人(男性500人、女性500人)。調査期間は9月17日から19日。
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