PCや携帯で残額の確認や振込み、外貨預金などができるネット専業銀行。ネット専業銀行の口座を持っている人に、口座を開いた理由を聞いたところ「ネットショッピング(ネットオークション含む)をするのに便利だから」(68.9%)が最も多いことが、保険の窓口インズウェブの調査で分かった。このほか「オンライン証券、FXなどの決済手段として便利だから」(51.0%)、「一般の銀行より金利が高いから」(26.3%)、「振込み手数料が安いから」(17.2%)と続いた。
またネット専業銀行の不便な点を尋ねたところ、「PCを立ち上げないと預金額などが分からない」がトップ。次いで「パスワードの管理が非常に面倒」「給与の振込み先に指定できない」「年々利用者側にとって有利な条件が減ってきている」という結果に。「有利な条件が減っている」という点については、「ATMでの無料での取引回数が減った」「振込み手数料が上がった」「口座維持費が高い」などの意見が目立った。「店舗がある銀行では無料のサービスに、手数料がかかる点について不満が多いようだ」(保険の窓口インズウェブ)としている。
ネット専業銀行の不便な点の意見として、2000件ほどのコメントが寄せられた。これだけ不便な点について指摘があるということは「ネット専業銀行の優位性、利便性について問われ始めてきているのではないか。今後のインターネット専業銀行間の戦いは激化しそうだ」(同)という。
インターネットによる調査で、6652人(男性73%、女性27%)が回答した。調査期間は9月18日から9月30日まで。
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