ソニー銀行は11月5日、同銀行に外貨預金を預けている顧客データを発表した。ソニー銀行に外貨預金を預けている顧客は約20万人で、全体の3割ほど。年代別で見ると、30代が44%で最も多く、次いで40代(26%)、50代(13%)、20代(10%)と続いた。
外貨預金口座を保有している人の1人当たりの外貨保有残高は約120万円。通貨別で見ると、やはり米ドルが最も多く47%、次いでニュージーランドドル(26%)、豪ドル(11%)、ユーロ(10%)という結果に。
ただ外貨普通預金では米ドルが断トツで61%、以下、ユーロ、ニュージーランドドル(いずれも13%)、豪ドル(7%)と続いた。外貨定期預金でも一番利用が多いのは米ドル(41%)だが、ニュージーランドドル(32%)、豪ドル(13%)と高金利通貨への預け入れが多い。普通預金と定期預金の預入通貨に違いがあることについて、ソニー銀行は「定期預金の預入期間を見ると、1カ月ものが最も多い。短期の定期を継続し、高い金利を得つつ、満期時の円安を期待しているのかもしれない」としている。
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