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新卒の採用開始時期を遅くすると、何が解決するのか?(2/2 ページ)

就職活動の早期化是正のために、大手商社が大学4年生の4月以降に採用活動を行う方向になっている。しかし、「就職活動の最大の問題は、学生が職業や就職を意識するのが遅すぎることではないか」と筆者は主張する。

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 これは、「若者に職業・ビジネスについて学び、考える時間をもっとたくさん、大学を卒業する直前ではなく、もっと前から与えてはどうか」という案ですが、大学を卒業した後に与える方法もあると思います。

 例えば、新規学卒者を採用する場合は3年間の有期雇用に限定する。学校を卒業したら全員が3年のインターンです。無期限の雇用契約が実質的に交わされる正社員の地位をどの業界やどの会社で獲得するかは、3年間の経験を踏まえて決めるというやり方。この場合には、若者の雇用を不安定にする側面があって、もちろん若者だけを不安定にするわけにはいきません。解雇規制を緩和し、全員がその不安定さをシェアする必要があります。(川口雅裕)

 →川口雅裕氏のバックナンバー

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