11月の新車販売台数 減税終了でリーマンショック後の水準を3カ月連続で下回る
日本自動車販売協会連合会は、11月の新車販売ランキングを発表、トヨタ自動車の「プリウス」が前年同月比20.2%減の2万1400台で19カ月連続のトップとなった。エコカー減税終了の反動が前月に続いて出ており、11月の新車販売台数は前年同月比30.7%減の20万3246台と、リーマンショック後の2008年11月の水準も下回った。
日本自動車販売協会連合会は12月6日、11月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表した。トップは19カ月連続でトヨタ自動車の「プリウス」で、販売台数は前年同月比20.2%減の2万1400台。軽自動車を含めたランキングでも、軽自動車1位のダイハツ「タント」(1万3217台)を上回っているが、エコカー減税の影響が響いた格好だ。
多くの車種で、9月半ばにエコカー減税が終了した影響が前月に続いて出ており、3位のトヨタ「ヴィッツ」は前年同月比49.3%減の6813台、4位のホンダ「フリード」は同30.3%減の6435台、5位のトヨタ「カローラ」は同48.5%減の5763台と大幅に販売台数を減らしている。しかし、エコカー減税対象車でも、2位のホンダ「フィット」は同2.9%減の1万6677台と大きな影響は出ていないようだ。
輸入車は13カ月連続で前年同月比増
9月半ばにエコカー減税が終了した影響で、11月の新車販売台数は前年同月比30.7%減の20万3246台。前年同月比では3カ月連続のマイナスとなっており、リーマンショック後の水準(2008年11月は21万5783台)も3カ月連続で下回った。
メーカー別に見ると、トヨタが前年同月比35.6%減、ホンダが同37.2%減、日産が同31.9%減、マツダが同40.0%減と各社とも大きく販売台数を減らした一方、輸入車は同34.3%増と13カ月連続で前年同月の水準を上回った。
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