2011年まであと少し。来春に小学校入学を控える子どもを持つ家庭では、新生活の準備を始めている人もいるだろう。入学を前に、どんなものを購入しているのだろうか。
小学館の調査によると、2011年4月に新小学1年生になる子どもを持つ母親に「子どもの小学校入学時に準備するもの」を尋ねたところ、トップは「ランドセル」。以下、2位「学習机」、3位「防犯グッズ」、4位「辞書」、4位「フォーマルウエア」と続いた。
12年前の同様の調査では上位に入っていなかった「防犯グッズ」が3位に入っており、小学館では「子どもが被害者となる事件などにより、親や地域の防犯意識が高まっている」とコメントしている。
購入する商品はどのように選ぶのだろうか。ランキング上位の準備品について「どんな点に注意して選ぶか」を聞くと、ランドセルでは「軽さ」(64.6%)や「色」(62.0%)、「大きさ」(57.9%)を重視する人が多かった。「メーカー・ブランド」を気にしている人は18.7%とそれほど多くないようだ。
学習机では「成長に合わせて、高さや奥行きの組み換えが自由にできること」(57.6%)や「使い勝手」(45.8%)、「パーツ(机や棚)が分かれていて、自由に置くことができること」(40.6%)、防犯グッズでは「ブザーやベルの音の大きさ」(64.0%)や「持ちやすい・身に付けやすいサイズや重さ」(55.6%)、「壊れにくさ」(47.0%)が重視されていた。
準備品のお金を出すのは?
実際にお金を出すのは誰なのだろうか。ランキング上位の準備品について誰が最終的にお金を出すか聞くと、ランドセルは「子どもの祖父母」が64.8%と「子どもの両親」の32.5%を大きく上回り、学習机でも「子どもの祖父母」が51.9%と「子どもの両親」の45.1%をやや上回った。
一方、ランドセルや学習机に比べると価格が安い防犯グッズでは、「子どもの両親」が87.6%と「子どものの祖父母」の8.9%を大きく上回っていた。
インターネットによる調査で、対象は2011年4月に新小学1年生になる子どもの母親(20〜40歳代)500人。調査期間は11月13日から17日。
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