調査リポート
1月の新車販売台数 プリウスの失速でフィットが首位に
日本自動車販売協会連合会は、1月の新車販売ランキングを発表。前月まで20カ月連続でトップだったトヨタ自動車の「プリウス」が前年同月比38.5%減と大きく失速したことから、本田技研工業の「フィット」がトップとなった。
日本自動車販売協会連合会は2月4日、1月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表した。トップは本田技研工業の「フィット」で販売台数は前年同月比13.9%増の1万4873台、2009年3月以来22カ月ぶりにトップとなった。軽自動車を含めたランキングでも、軽自動車1位のダイハツ「ムーヴ」(1万4209台)を上回っている。
前月まで20カ月連続でトップだったトヨタ自動車の「プリウス」は同38.5%減の1万3711台と大きく失速、2位にランクダウンした。また、2010年11月に新型を販売開始したトヨタ自動車「ラクティス」が4位、1月に新型を販売開始したスズキの「ソリオ」が9位にランクインした。
輸入車は15カ月連続で前年同月比増
2010年9月半ばにエコカー減税が終了した影響の余波は続いており、1月の新車販売台数は前年同月比21.5%減の18万7154台。前年同月比では5カ月連続のマイナスとなっているが、リーマンショック後の水準(2009年1月は17万4281台)は5カ月ぶりに上回った。
メーカー別に見ると、トヨタ自動車が前年同月比28.2%減、本田技研工業が同23.4%減、日産自動車が同32.8%減、マツダが同20.5%減と各社とも大きく販売台数を減らした。一方、輸入車は同52.9%増と好調で、15カ月連続で前年同月の水準を上回った。
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