2010年のデジタルサイネージ市場が、2009年と比較して12.3%増の741億円に規模を拡大している。富士キメラ総研が2月8日に発表した「デジタルサイネージ市場の動向調査」で分かった。
分野別に見ると、デジタルサイネージ広告市場が前年比25.0%増の190億円と大幅に拡大。JR東日本企画のトレインチャンネルやJ・ADビジョン、日本空港ビルデングのHANEDAエアポートアドビジョンなどに加え、2009年にはイオン、2010年はローソンが本格運営を開始するなど、展開が広がっている。
富士キメラ総研では「今後も配信委託ユーザー数、広告媒体数や事業者の増加により市場は一層拡大する」と分析。2015年のデジタルサイネージ市場の規模は2009年比126.2%増の1493億円、そのうちデジタルサイネージ広告市場は同406.6%増の770億円になると予測している。
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