あなたはカニ派? エビ派?――海の幸の代表、人気はほぼ互角
食卓でのちょっと高価な海の幸として知られるカニとエビ。その好みについて尋ねると、「エビ派」が36.3%、「カニ派」が32.7%とほぼ互角であることが分かった。マルハニチロホールディングス調べ。
食卓でのちょっと高価な海の幸として知られるカニとエビ。甲殻類という共通点もあるが、マルハニチロホールディングスの調査によると、年に1回以上食べる頻度ではエビが95.3%と、カニの87.5%をやや上回っていることが分かった。
年に1回以上カニとエビを食べる人にどちらが好きか聞くと、「エビ派」が36.3%、「カニ派」が32.7%、「中立派」が31.0%とほぼ互角だった。
男女別に見ると、男性では「カニ派」(39.6%)が「エビ派」(33.8%)を上回っていたが、女性では「エビ派」(38.8%)が「カニ派」(25.8%)を上回った。年代別では、10代を除くと、年代が上になるほど「エビ派」が減り、「カニ派」が増える傾向にあった。
エリア別では、中部地方では「エビ派」(43.5%)が「カニ派」(30.0%)を大きく上回った。マルハニチロホールディングスでは「中部には、アマエビが獲れる北陸・新潟、シロエビやボタンエビが獲れる富山県、サクラエビが獲れる静岡県、伊勢エビが獲れる三重県・愛知県が含まれていることが背景にあるのかもしれない」と分析している。
エビのてんぷらのしっぽは食べる?
カニとエビを使った料理はさまざまあるが、どの料理が人気なのだろうか。
「食べたいカニ料理」を尋ねたところ、「ゆでカニ」(60.0%)、「刺身」(56.6%)、「焼きカニ」(56.0%)、「カニクリームコロッケ」(50.6%)の4品の支持が半数を超えた。年代別に見ると、「刺身」「カニクリームコロッケ」「てんぷら」は年代が下になるほど、好む人が増えているようだ。
一方、「食べたいエビ料理」では、「エビフライ」(71.2%)、「てんぷら」(69.5%)、「エビチリ」(67.2%)、「寿司」(62.7%)、「刺身」(59.7%)、「エビマヨ」(53.8%)の6品が半数を超えた。年代別では、「エビマヨ」「エビしゅうまい」「エビチャーハン」は年代が下になるほど、割合が高くなっていた。
ちなみに、エビのてんぷらを食べる時、しっぽも食べるか聞くと、「食べる」(38.5%)と「食べない」(38.6%)が拮抗(きっこう)。男女別に見ると、「食べる」の割合は男性(41.4%)の方が女性(31.6%)より高かった。
インターネットによる調査で、対象は15〜59歳の男女1778人。調査期間は1月24日から26日。
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