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震災で3月の新車販売台数は37%減 車名別ではフィットが2カ月ぶりの首位に
日本自動車販売協会連合会は、3月の新車販売ランキングを発表。東日本大震災の影響で新車販売台数が前年同月より37.0%も落ち込む厳しい環境下、最も売れたクルマは本田技研工業の「フィット」だった。
日本自動車販売協会連合会は4月6日、3月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表した。トップは本田技研工業の「フィット」で、販売台数は前年同月比3.4%減の2万2284台だった。
2月はトヨタ自動車の「プリウス」の後塵を拝したものの、2カ月ぶりにトップを奪い返した。軽自動車を含めたランキングでも、軽自動車1位のスズキ「ワゴンR」(1万7290台)を上回っている。東日本大震災の影響を受けて全体的に販売台数は低調だが、2010年7月にモデルチェンジした日産自動車「マーチ」は前年同月比5.1%増の6460台と好調を保っている。
新車販売台数は前年同月より37.0%減
3月11日に発生した東日本大震災の影響で、3月の新車販売台数は前年同月比37.0%減の27万9389台と非常に厳しい状況。前年同月比では7カ月連続のマイナスとなっている。
メーカー別に見ても、トヨタ自動車が前年同月比45.4%減、本田技研工業が同28.3%減、日産自動車が同46.5%減、マツダが同37.7%減と各社とも大きなダメージを受けている。一方、日産自動車がタイで生産して日本に輸入する「マーチ」など日本メーカー車を除いた輸入車は前年同月比8.8%減と、日本車ほど震災の影響は受けていないようだ。
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