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リクルート「就職人気企業ランキング」の公表取りやめを歓迎する(2/2 ページ)

リクルートが今春から「大学生の就職志望企業ランキング」の公表を取りやめる方針を明らかにしたという。「行列ができる店はウマイのだろう」という発想と同じような就活が、変わっていくための一歩として期待したい。

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本来の就職活動の姿に近付くきっかけに

 学生にとって(キャリアセンターも)、ランキングという指標・基準がないということは、各々が設定した基準や視点に基づいて就職活動をしなければならないということであり、今回のことが本来の姿に一歩近付くきっかけになるのではと期待します。

 中小企業に注目するなど、学生の就職活動の仕方が変わってきたという報道もありますが、これは就職が厳しくなったので、ランキング上位に挑戦している場合ではないという、あきらめの行動であり、ランキング的発想から脱したとは思えません。リクルート以外にもランキングを発表している会社はありますが、せっかくのチャンスなので、願わくば、「かえって、学生の就職活動を混乱させてしまう」といった理由を持ち出してきて、ランキングを発表し続けることはやめていただきたいし、大学が独自でランキングみたいなものを作るのも勘弁していただきたいと考えます。(川口雅裕)

 →川口雅裕氏のバックナンバー

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