広告会社CFOとNY日本人コミュニティー運営を両立――榮枝洋文さん:世界一周サムライバックパッカープロジェクト(3/3 ページ)
ADK米国法人のCFOとして、ニューヨーク・タイムズスクエアの年末カウントダウンの運営を行っている榮枝洋文さん。仕事のかたわら、ニューヨーク在住の日本人コミュニティーも運営する彼の、海外で働くことについての思いを尋ねてみた。
「何かにとらわれることや、縛られることが無いように」
インタビューにもありましたが、榮枝さんは僕に「何かにとらわれることや、縛られることが無いように」と注意をしてくれました。
僕が「30歳までには●●したいです」と話した時、「君は30歳と掲げたが、なぜ30歳でなくてはならないのだ? 29歳や28歳ではダメな理由はあるのか?」と、すぐに返されました。人生の時間は限られているので、1年1年、1カ月1カ月の目標設定と行動設定をして、一生懸命に生きていくことの大切さを、榮枝さんは僕に教えてくれたのではないかと思います。
「僕は人生について自問自答している方だ」と思っていたのですが、榮枝さんに比べれば全然足りないでしょう。まだまだ漠然とした感覚で決めているもの、「当たり前」という流れの中で生きていることが多いのだと気付きました(もちろん、僕らはロボットでは無いのでバランスは必要です)。
榮枝さんが理事長として率いている「JaNet」はニューヨーク在住の日本人コミュニティーです。僕はこれまで多くの国を見てきましたが、日本人コミュニティーがここまで活発な地域は珍しいのではないかと思います。
きっとJaNetの活動は多くの日本人がニューヨークで過ごすことに対して、強力なバックアップになっていることは間違いないことと思います。
もし、ニューヨークで働くことや留学すること、暮らすことを検討されている人はJaNetの交流会などに参加してみてはいかがでしょうか。1日にして、多くのニューヨーク在住の日本人と知り合い、情報交換できる絶好の機会となるはずです。
関連記事
- 「遊びでもいいから本気でやってみろ」――高卒ロッククライマーから米国監査法人へ
高校卒業後、フリーターを経て、バックパック1つで米国を訪れた安田敦史さん。「遊びでもいいから本気でやってみろ」という周囲の声に押されて、ロッククライミングに熱中した経験が、現在、米国の大手監査法人Ernst&Youngで働くに当たっての力となっているようです。 - 日本人がフィリピンで起業するということ――ー格安オンライン英会話のレアジョブ社長に聞く
フィリピン大学の在学生や卒業生と、25分間129円から英会話できるサービスを提供しているレアジョブ。加藤智久社長に、フィリピンで起業するということについて聞いてみた。 - なぜ韓国人は英語を話せるのか――フィリピン格安留学のススメ
語学留学というと、欧米諸国への留学を想像する人も多いのではないだろうか。そんな中、筆者はフィリピンの語学学校に格安で留学して、英会話を身に付けたという。留学に積極的な韓国人も多く利用するというフィリピン語学留学のメリットとは。
Copyright© SAMURAI BACKPACKER PROJECT Inc. All Rights Reserved.