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“上司の犬”になる前に心得ておきたいこと吉田典史の時事日想(3/3 ページ)

会社員として組織の中で働いていると、大多数の人は上司の言いなりになるという筆者。そのこと自体は必ずしも悪いことではないが、その場合、心得ておくべき5つのことがあると筆者は主張する。

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会社員は賢い俳優

 ここで考えたいのは、5の「頼りになるのは自分だけ」だ。このことを口にする人はいるが、1〜4までのプロセスを踏まえていないと、ただのスローガンになってしまいかねない。1〜4までを自分の血となり肉としているならば、力むことなく「頼りになるのは、自分だけ」と思えるものだ。

 経験論で言えば、こういう悟りの境地に達した社員は上司から愛される可能性が低い。観察していると、1〜5までを理解し、行動に移す人は独立するケースが目立つ。だから、会社に残ろうとするならば時には「上司がすべてです」と露骨に甘えることも必要だろう。もちろん、これは演出であり、本音でなくとも構わない。会社員は職場という舞台で演じる俳優だ。このくらいのしたたかさがないといけない。これこそ、“賢い犬”なのだ。

 あなたは、上司に心を奪われていないか。

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