矢野経済研究所は8月5日、「ガーデニング市場に関する調査結果」を発表、2010年のガーデニング市場は前年比0.4%増の2162億円となったことが分かった。
前年とほぼ同じ水準になったが、分野別に見ると、花壇用苗物や野菜苗・果樹苗など「植物」分野は前年比0.2%減の919億円と微減したのに対して、鉢・プランターや家庭園芸用農薬など「資材」分野は同0.8%増の1243億円と微増した。
植物分野の中でも家庭菜園向けの野菜苗・果樹苗は、2005年ごろから食育や情操教育の一環として、自宅などで家庭菜園を行うユーザーが増加していることから、2010年の市場規模は前年比7.8%増の139億円と大幅増。2005年比では69.5%増と急拡大している。
また、植物を窓辺に植えて日差しをさえぎり、室内の温度を下げる「緑のカーテン」も普及しつつあるが、特に2011年は夏場の節電意識が高まっていることから、緑のカーテンに向いており、しかも収穫できると人気のゴーヤなどの売れ行きが好調。そのため、市場規模は前年比8.6%増の151億円と引き続き拡大する見込みだ。
矢野経済研究所では「こうした需要拡大を受けて、従来ガーデニング向けの花苗に注力してきた種苗メーカーでも、野菜種苗のラインアップ拡充が続いている」と分析している。
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