若手社員の5人に1人が副業、リーマンショック時より減少
本業の稼ぎを補う副業。若手社員の20.1%が副業を行っているが、景気の回復などによってその割合は2年前より10.7ポイントも減少しているようだ。インテリジェンス調べ。
本業の稼ぎを補う副業。イラスト制作など趣味の延長として行っている人も少なくないが、どのくらいの人が副業を行っているのだろうか。
インテリジェンスの調査によると、25〜39歳のホワイトカラー系正社員のうち「副業をしている」割合は20.1%と、5人に1人が行っていることが分かった。男女別にみると、男性(17.4%)より女性(27.9%)の方が副業を行っている割合が高くなっていた。
2009年調査と比較すると副業をしている割合は10.7ポイントも減少しているが、インテリジェンスでは「『景気の回復により残業が解禁され、副業をする時間がなくなった』『給与・ボーナスがリーマンショック前に戻り、副業をする必要がなくなった』といった理由が考えられる」と分析している。
副業は平均月収4万3000円
副業の内容では「サービス業(接客・販売)」が28.9%と最も多く、「ホームページ・CGなどの制作」が9.3%で続いた。副業の月収は5万円台以下が8割を占めていたが、10万円以上も11.9%いたため、平均では4万3000円となった。副業ごとに見ると「株/FX」(51万6000円)や「ホームページ・CGなどの制作」(9万5000円)が高収入だった。
副業収入の使い道では、「趣味・娯楽」が44.4%と「貯蓄」(28.9%)や「生活費」(26.7%)を上回っており、「生活費」の割合が最も高かった2009年調査から変化が見られた。男女別に見ると、男性は「趣味・娯楽」の割合が高く、女性は「生活費」の割合が高かった。
インターネットによる調査で、対象は関東、関西、東海地域在住のホワイトカラー系の正社員として就業中の25〜39歳男女800人。調査日は2011年3月11日。
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