不況が前提の就活だった!? 2012年度内定生調査
不況に加え、東日本大震災の発生で例年とは違う様相となった今年の就職戦線。しかし2012年度内定者のうち「就職活動の際、不況の影響を受けたと感じている」割合は54.8%と、前年や前々年より大きく減少していることが分かった。シェイク調べ。
不況に加え、東日本大震災の発生で例年とは違う様相となった今年の就職戦線。しかし、シェイクの調査によると、2012年度内定者のうち「就職活動の際、不況の影響を受けたと感じている」割合は54.8%と、2011年度内定者(76.8%)や2010年度内定者(75.4%)より大きく減少していることが分かった。
シェイクでは「2012年度の内定者は大学入学時から、“不況という前提”で就職活動をしていた。『こんなものだろう』という感覚があったため、例年よりも不況の影響の実感が薄れていると考えられる」とコメントしている。
「仮に景気がもっと好調でも、今の会社(内定先)に入社したと思う」という割合は59.4%と、2011年度内定者(53.6%)や2010年度内定者(49.6%)より上昇。「採用枠の縮小や厳選採用、一本釣り採用など、厳しい買い手市場の中で『自分を採用してくれた』『選んでもらった』『認めてくれた』という思いから、会社への愛着心が芽生え、会社へのコミットメントが高まったと考えられる」(シェイク)。
「3年後に活躍できる自信は何%ですか?」と尋ねると、「100%」が12.9%で、「70%以上」は54.2%と半数を超えた。いずれも2011年度内定者や2010年度内定者の割合を上回っており、シェイクでは「厳しい買い手市場の中でも、何とか内定を獲得した経験が、自信につながっていると考えられる」と分析している。
インターネットによる調査で、対象は2012年度入社予定の内定者(大学4年生、修士2年生)155人。調査日は8月29日と30日。
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