旅行に行く際、『地球の歩き方』に代表されるガイドブックにお世話になったことがある人は多いだろう。一方、行き当たりばったりの旅を好んで、「ガイドブックは持たない」というポリシーの人もいるもの。
JTBによると、旅行する時にガイドブックを「利用する(必ず利用する+利用することの方が多い)」という人は75%と、「利用しない(利用しないことの方が多い+利用したことがない)」の25%を大きく上回っていることが分かった。
利用しない理由としては「インターネットで検索するので持っていく必要がない」「荷物になるから」という意見が大多数だった。
ガイドブックの需要は多様化
「どんなガイドブックを利用しますか?」と聞くと、トップは「地図が分かりやすいもの」で19%。以下、「コンパクトで軽いもの」が17%、「街歩きプランなど、細かく観光の記載があるもの」が12%、「グルメ情報が豊富なもの」が9%、「多少重くても、さまざまな情報が盛り込まれているもの」が8%で続いた。飛び抜けて割合が高い項目はなく、JTBでは「需要が多様化していることがうかがえる」とコメントしている。
ガイドブックに関する経験談では、「地図と観光名所を瞬時に照らし合わせて見られるので紙のガイドブックが便利」(30代男性)、「フランスで、ガイドブックの写真に載っていたビストロの店員さんが、私の持っていたガイドブックに自分の写真を見つけて大喜びして、盛り上がった。いいコミュニケーションのきっかけになった」(30代女性)といった声があった。
インターネットによる調査で、対象は男女7038人(男性4164人、女性2613人、不明261人)。調査期間は10月6日から13日。
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