どんな人生を送りたいか? ロールモデルは自分で作る(3/3 ページ)
社会が多様化しているため、選択と決断がこれまで以上に大切になってくるという筆者。その時に判断の基準となるロールモデルが現代には不足しているようにみえるが、それならば自分なりの生き方を見出した方が幸せなのではないかと主張します。
自らがロールモデルを目指す人生の方が幸せなのでは
酒井さんは次のようにも述べています。
私にとって40代のロールモデルは存在しない。だから、私が自分で作ろう、と思う。私が、パイオニアだ。道なき道を切り開きながら進む。それをすべてインターネットに記録として残して行く。あとに続く人たちは、私の生き方で参考になる部分があれば、大いに真似すればいい。そうやってこの世界は少しだけ変わり、少しだけ多様にそして豊かになっていくのだろう。
自らがロールモデルを目指す、その方が、自らに降りかかるすべてのものを「ジブンゴト」ととらえられ、得られた幸福を存分に味わうことができると思います。
また、「ロールモデルがない40代」は、特別な存在ではないと思うのです。
僕の両親は中卒・自営業。地域的にも自営業が多い場所で育っています。そんな僕は、大卒、そしてサラリーマン。15歳から22歳まで、全く身近にロールモデルがありませんでした。ロールモデルは存在しない、だから自ら作ろう。そういう生き方の方が幸せだと言うことは、身をもって体験しています。
そして、サラリーマンとなった今は、「サラリーマンでもすごく幸せに生きている人間」というロールモデルを目指し、「その姿勢を本記事などで著し、少しでも多くの人に届けたい」と思いながら行動しています。
「誰かの生き方をなぞろうとしている若者が増えている感がある」と書きましたが、一方で、なぞろうとしない若者ももちろんいます。このような若者たちは、起業を選択、雇用を創っていこうと、僕よりはるかに高い、志を持っている方が少なくありません。そして、間違いなく、幸せに包まれたオーラを周りに出しています。
本記事を書きながら、ちょっとFacebookにこんな投稿を。
クリスマス。フェイスブックのニュースフィードを見ていると、日本の将来にみじんも悲壮感を感じない。幸せを創るのは自分たち自身なんだというオーラが溢れている仲間たち。大人社会全体がこうなれば、子どもたちも必ず、ついてくる。そして未来は明るくなる。
たくさんのいいね!を頂戴しました。それでは、よいお年を! (寺西隆行)
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