社長の平均年齢は59歳9カ月、31年連続で上昇
帝国データバンクの「全国社長分析」によると、全国123万2372社の社長の平均年齢は59歳9カ月であることが分かった。前年より2カ月上昇しており、1981年以来31年連続で上昇している。
帝国データバンクは1月30日、「全国社長分析」を発表。それによると、全国123万2372社の社長の平均年齢は59歳9カ月であることが分かった。前年より2カ月上昇しており、1981年以来31年連続で上昇している。
高齢化の原因は、社長交代率が2.46%と過去最低になったこと。帝国データバンクでは「中小零細企業における後継者難(または後継者を置かず、現代表で事業を終わらせようと考えているケース)の増加や、平均寿命の上昇や事業継承の遅れなどに伴う社長在任期間の長期化が考えられる」とコメントしている。
資本金別の社長の平均年齢では、1000万円未満が57.11歳、5000万円未満が60.01歳、1億円未満が59.07歳、5億円未満が60.11歳、10億円未満が64.01歳、10億円以上が64.00歳と、資本金が多い企業ほど平均年齢も高くなる傾向にある。また、東証一部の時価総額上位10社を見ると、社長が最も若かったのはトヨタ自動車の豊田章男氏(55歳)、最も年配だったのはキヤノンの内田恒二氏(70歳)だった。
海外の大学出身の社長が増加
出身大学別に見ると、トップは「日本大学」で2万6085人。1983年の調査開始以来、29年連続でトップとなった。2位は「慶應義塾大学」で1万3494人、3位は「早稲田大学」で1万2778人、4位は「明治大学」で1万1039人、5位は「中央大学」が1万195人で続いた。
上位の順位は前年調査と変わらなかったが、海外の大学出身の社長が前年の2838人(21位)から3077人(19位)へと増加しているのが特徴的だった。
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