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1500坪の超大型店、ユニクロ銀座は成功するか?:郷好文の“うふふ”マーケティング(3/3 ページ)
3月16日にオープンしたユニクロ銀座店。12フロア、1500坪という超大型店だが、「世界を代表する衣料品ブランドとアピールしたい」という柳井正会長兼社長の思いは実現されるのだろうか。
ユニクロ快進撃どこまで?
ユニクロの快進撃に死角があるとすれば、みんながファストファッションを卒業して、西館へのブリッジ(4階と7階にある)を渡り、「ドーバーストリート コム デ ギャルソン」へ流れることだろうか。
コム デ ギャルソンの川久保玲は服にねじれやゆがみ、破れを取り入れたデザイナー。店内には巨大な昆虫や古木の壁材の店と“ショップの破壊”というコンセプトが散らばる。
フト気づいた。ドーバーストリートとユニクロは似ている。共通点はどちらも“破壊者”であること。ファッションの破壊者とビジネスモデルの破壊者。ユニクロは郊外から都市へ、中型店から大型店へ、店舗モデルを時代ごとにスクラップしてきた。だからこそ成長が続く。
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