若手が選ぶ「20代で読んでおきたい本」、1位は『マネジメント』
若手ビジネスパーソンに「20代で読んでおきたい本」を聞くと、トップはピーター・F・ドラッカー著『マネジメント - 基本と原則』だった。インテリジェンス調べ。
毎日のように新しい本が登場する出版界。特にビジネス書では経営者がバイブルのように何度も読み返している名作もあるが、若手ビジネスパーソンはどんな本を読みたいと思っているのだろうか。
インテリジェンスの調査によると、25〜34歳のビジネスパーソンに「20代のうちに読んでおきたい本」を尋ねると、トップはピーター・F・ドラッカー著『マネジメント - 基本と原則』だった。投票者のコメントでは「組織だけではなく、自分自身をマネジメントする上で役立つ」「マネジメントするとはどういう意味か、20代のうちに学ぶことで上司に対する見方も変わる」といった声が挙がった。
2位はロバート・キヨサキ著『金持ち父さん貧乏父さん』、3位は川北義則著『「20代」でやっておきたいこと』、4位はスティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣-成功には原則があった!』、5位はウォルター・アイザックソン著『スティーブ・ジョブズ』。数十年前に出版された本から、最近出版された本まで幅広いビジネス書がランクインした。
職種によって傾向に違い
職種別のトップを見ると、企画・管理とモノづくりエンジニアでは全体と同じく『マネジメント - 基本と原則』。しかし、営業では『金持ち父さん貧乏父さん』、事務アシスタントでは『「20代」でやっておきたいこと』、ITエンジニアでは『7つの習慣-成功には原則があった!』、販売・サービスでは『スティーブ・ジョブズ』と傾向が異なっていた。
インターネットによる調査で、対象は25〜34歳のホワイトカラー系職種の男女5000人。調査期間は3月10日と11日。
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